2020年東京で開催されるオリンピックを控え、日本国内ではこれまで以上にスケートボード利用者が増加しております。

それに伴い、日本各地でスケートボードの迷惑行為に困っている皆さんがいらっしゃる事も明らかになってきました。

【 JSPA私たちの願い 】

私どもNPO法人 日本スケートパーク協会では、利用者と利用されない方々の共存を願い、地域に根ざした公共の場で、これまで培ってきた「日本独自のスケートボードの捉え方」を大切に考えております。

また、差別や排除、規制といった後ろ向きな考え方から脱却する事で、より多くの国民の皆様が手を携えて明るく楽しく暮らせる日本社会を目指すとともに、100%日本国内設計のスケートパークを提案しております。

例として、私どもが考える公共スケートパークのサンプル3D画像を掲載いたします。

PDFはこちら→ sample_skatepark.pdf をご参照下さい。

【 JSPAが考えるコンセプト 】

このサンプルスケートパークには外周柵が一切ありません。

1)利用者と利用されない方のコミュニケーションが取れるよう限りなくオープンなパークです。

2)スケートボードやインラインスケート、BMX、フリーライン、キックスケーター他、あらゆる舗装路面を滑走できる用具を用いた滑走利用を想定しており、滑走路面と公園内路面(主に歩行者や公園管理車輌の通行がある路面)を緑地で隔てる事で、用具の飛び出しや投出、接触事故等の危険を避けるための安全性を確保した設計となっております。

3)緑地内にランページ(ミニランプ)を独立して配置する事で、イベントや大会が行われる場合でも閉鎖箇所を極力少なくする事ができ、ギャラリーが広い緑地からゆったりと観覧する事ができます。

4)その他は、ご想像にお任せいたします。

【 JSPAが出せる答え 】

スケートボードの迷惑行為に困っている皆さんに対して、私たちJSPAが出せる答えは「路上よりも楽しく滑れる場所」を提案する事です。

日本には、まだまだスケートボードの利用ができる場所が少ないです。
問題やトラブルを抱えている地域の多くは、人が集まりやすい場所にスケートボードの利用ができる場所も無い場合が多く、それも原因の1つだと考えております。

もし、地方公共団体や議員や首長が「なるべく安くテキトウな公共スケートパークを造って、そこに利用者を集める事にすれば、地域の公道上は利用禁止規制を策定してしまえばいいのではないか?」というように、安直に考えている事が透けて見えてしまっている公共パークはスケートパークとしての利用すらされず、地域の問題はいつまでたっても解決の兆しが見えません。そのような無駄なものに税金を使う必要はありません。

せっかく行政が造るのであれば、日本の将来を支えてくれるかもしれない地域の若い人達が中心となって、身体を動かし、切磋琢磨し、コミュニケーション能力を育成し、利用しない方達からの理解も得られるような「教育の場としての公共スケートパーク」を造る事が必要だと考えております。

そのお手伝いをさせて頂く事、それがJSPAが出せる答えです。

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