論文についてのお問合せは、日本各地の有名大学の学生さんからが100%ですが、スケートボードがオリンピック競技として採用される前から「スケートボードに関する論文を書きたい」と、度々問い合わせが来ます。

私どもJSPA(日本スケートパーク協会)は、日本で唯一のスケートパーク設計専業の組織ですから「スケートパークの利用状況や利用者の考えを把握しているのではないか?」と考え、インターネットという便利なアクセス方法もありますので、問い合わせたくなる気持ちはよく分かります。

しかしまずは、知っていそうな人に頼らず【自分で動いてみる事の大切さ】をお伝えしています。

そうでなければ【自分が出来る範囲】はいつまで経っても広くはならないし、論文の対象となる人々や事柄の側に立った視点が欠けたどうでもいい駄文になってしまいます。そういうものを書いても達成感など得られないし、そんなものを読まされる教授の立場になってみてください。かわいそうです。

後にも先にも、最初から他人に頼って得たものは、自分自身にとってなんの価値も見いだすことはできません。
当然ながら経験にもなりませんし、これから生きてゆく中で【自分で積み上げて来た】と誇れる実績にもなりません。
そんなものであれば大切にもしないでしょう。

学生の皆さんが【現時点での考え】で、トライしても得られるものが無いような事に、例え全国にさらに名前が知られる事になるとしても、JSPAは一切手を貸しません。

例えば、あなた方がこれからもっと(苦労や挫折を味わいながら)楽しく生きるためにJSPAが有効な手段となり得るのであれば、全力で手を貸します。

『他からの問い合わせ』について

日本各地の地方公共団体や設計コンサルタント会社からは「スケートパークの設計をして欲しい」と問い合わせが来ます。

彼らは、自分たちがつくれないものを理解しようと努力し、対価を払ってでも地域住民の将来皆様のために造って欲しいと依頼するのですから、全力で手を貸します。

但し、公共施設であっても、スケートパークやスケートボードを理解しようとせず、スケートパーク利用者を理解しようとせず、コンクリートの量的金額だけで簡単に安くれるものだろう。と考えている地方公共団体の場合、絶対に地域住民が求めている公共施設はつくれませんので税金の無駄になりますからお断りしています。

そういう地域に住まわれているスケートボード利用者の方には申し訳ないですが、そのような首長や議員を選んだのも地域のみなさんです。

税金でつくる公共スケートパークが欲しいと考えているなら、しっかりと仲間を集めて政治参加して行政を変えましょう。

そして、公共スケートパークが出来た後も、しっかりと首長や議員の行動に関心を持ち続けて下さい。

千葉県内の地方公共団体は、利用料無料の公共スケートパークを作りましたが、市長が変わったとたんに有料化しました。この施設は無料施設にする計画で設計されたもので、有料施設として設計されたものではありませんから、有料にするには不十分な施設です。何より利用者の納得が得られていません。

新しい市長を取り巻く人々の一方的で考え足らずな圧力は施策となって、公共スケートパークとその利用者を今も馬鹿にし続けています。

政治は私達の生きかたや生きる場所を与もするし奪いもします。

政治参加も同じです【自分で動いてみる事の大切さ】を忘れずに。